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企業インタビュー

株式会社マネーフォワード

多様な仲間と切り開く、マネーフォワードのエンジニアキャリアの魅力

2025-09-30

マネーフォワード ロゴ

株式会社マネーフォワード

 

2012年に設立以来、「お金を前へ。人生をもっと前へ。」をミッションに掲げ、個人から法人まで幅広い層に向けた先進的な金融サービスを提供。家計簿アプリ『マネーフォワード ME』やクラウド会計ソフト『マネーフォワード クラウド会計』などの主力プロダクトは、多くのユーザーから高い支持を得ている。近年は、金融機関との連携や新規事業の展開を通じ、社会のお金の流れをアップデートする取り組みも注目されている。


革新的なフィンテックサービスで、お金の管理・活用を進化させてきたマネーフォワード。そのサービスを支えるエンジニア組織は、約半数が外国籍メンバーとなっている。同社のサービスを支える基盤といえるアカウントアグリゲーション部門を統括する西方氏は「多様性に富んだ環境がサービスの品質向上につながっている」と語る。今回は、西方氏と人事部門の副部長を務める崔氏に多様な人材を受け入れる背景や、マネーフォワードで働く魅力について聞いた。

 

(記事内敬称略)



Profile

西方 夏子 氏 
アカウントアグリゲーション本部 本部長

 

崔 ヒョンジョン 氏
Talent Acquisition部 副部長

左:崔氏 右:西方氏

膨大なサービス連携を支える中核部署

――まず、現在の担当業務についてお聞かせください。

西方:現在はアカウントアグリゲーション本部の本部長と、マネーフォワードホーム開発組織の部長を兼務しています。2016年の入社以来、個人向けサービスのプロダクト開発マネジメントやプロダクトマネージャー、事業側の役割を経験しました。2020年からは現部署で、開発組織のマネジメントや組織づくり、システムの保守を担当しており、2024年12月からはマネーフォワードホームも兼任しています。

崔:私は2023年4月に入社し、現在3年目になります。マネーフォワードグループ全体のエンジニア採用を統括するタレントアクイジション部で、副部長を務めています。

――西方さんが本部長を務めるアカウントアグリゲーション本部の役割について教えてください。

西方:私たちは、ユーザーに代わって金融機関や各種サービスからお金に関するデータを集めてくるという、当社のサービスのコア機能を作っています。具体的には、個人向けの家計簿アプリ『マネーフォワード ME』や、法人向けの会計ソフト『マネーフォワード クラウド会計』などを支える基盤として、銀行、クレジットカード、電子マネーなど多様な取引データを集める仕組みを開発・運用しています。

当社の連携先は2,500以上と多く、銀行やカードだけでなく、ECサイトの出品者情報や航空会社のチケット情報にまで広がっています。データ取得がエラーにならないよう、日々のシステム保守を行いながら、さらに連携先を広げていくことが、私たちの重要なミッションです。そして、連携先各社と強い信頼関係を築いていくことも大切にしています。


西方氏

カルチャー信頼関係で育む「ワンチーム」の組織

 

 

――特にITエンジニア職においては、多くの外国籍の方が活躍されていると伺いました。多様な人材を採用する背景は何ですか。

西方:第一の理由は、国籍を問わず優秀な方に来てもらうためです。私たちは「良いものを速くユーザーに届ける」ことを使命としており、世界中からスキルと多様な価値観を持つ人が集まることで、より良いものが生み出せると考えています。実際にチームの成長も加速しました。

また、ベトナムやインドの開発拠点も「ワンチーム」として活動するケースも多く 、日本語だけではコラボレーションが難しい場面もあります。だからこそ、日本側が文化の多様性を受け入れ、英語で仕事を進める環境を整えることを重視しています。


崔:当社では海外拠点を「外注先」ではなく、同じチームの仲間として捉えています。そのため、互いに円滑に連携できる体制づくりに力を入れています。また、日本国内だけではITエンジニアが不足しているのも事実です。だからこそ、世界に目を向け、スキルを持つ方が国境を越えて活躍できる環境を整えることは、今の時代に合った自然な取り組みだと考えています。


――組織づくりも「信頼関係」が軸となっているのですね。多様な人材が連携するための工夫はありますか?


西方:おっしゃるとおり、信頼関係は活動の基盤です。そのため、メンバー同士で「自分たちは何のために仕事をしているのか」という原点を共有することを大切にしています。
当社には、Mission・Vision・Values・Cultureを具体的な行動に落とし込んだ「アクションガイドライン」があり、これを部署やチームごとでも策定しています。その策定過程で、自分が何を大事にしているかを語り合うことで、「あの時の行動は、そうした価値観から来ていたのか」と互いへの理解が深まる、大切な機会となっています。

 

言語面では、メンバーの状況を見て、段階的にチーム内の英語話者の比率を上げています。言語の壁があってもチームとして前に進む姿勢を保てるよう、私自身が英語学習で苦労した経験を共有するなど、メンバーが挑戦できる雰囲気作りを心掛けています。


崔:社内ツールとしてはAI翻訳や文章作成ツールなど積極的に活用しているほか、外国籍のメンバーがいるミーティングは完全に英語化するなどのルールも設けています。


また、外国籍メンバーが日本文化やサービス利用者への理解を深められる 「TERAKOYA」 という制度があり、日本語のネイティブ従業員がバディとなって会話練習をしたり、日本文化を共有しています。そうした制度が交流のきっかけにもなっていますね。


――日本側だけがグローバル化に対応するのではなく、外国籍の方に日本のカルチャーを理解してもらう取り組みもあるのですね。


西方:はい。特にアカウントアグリゲーション本部では、扱う連携先のサービスが日本のものなので、日本語の仕様書やサイトを理解する必要があります。そのため、日本語や日本の商習慣を学ぶことはキャリアの機会にも直結すると、外国籍メンバーにも伝えています。日本人・外国籍の区別なく、全ての従業員が新しいキャリアの可能性を広げられる環境をつくっていきたいと考えています。

崔氏

制度以上に大切なのは、互いを思いやる文化

 

――リモートワークやフレックスタイム制を導入されるなど、働き方の面においても柔軟性があります。

西方:はい。私自身、娘の子育ての際はそうした制度に助けられましたが、制度以上に、周りの理解が大切だと考えています。子育てに限らず、家庭介護や自身の通院など、従業員は様々な事情を抱えています。だからこそ、「誰にでも助けが必要な時もあれば、助ける時もある」と、互いを支え合う相互理解の文化を大切にしています。

キャリアを広げ、挑戦を支える環境


――キャリアステップには、どのような可能性がありますか?

崔:当社には「チャレンジシステム」という社内公募制度があり、これを利用すると、全く異なる事業フェーズやビジネスドメインの部署に異動することも可能です。立ち上げ段階のプロダクトもあれば、すでに成熟したプロダクトもあり、同じ会社の中で多様な環境に挑戦できます。
実際に、カスタマーサクセスからPdM(プロダクトマネージャー)に転身した例や、タレントアクイジションからデータエンジニアに挑戦しているメンバーもいます。「やりたい」と手を挙げた人を支援する文化があるのが、当社の大きな特徴です。

西方:マネジメント職になると、組織の意思決定を任され、大きな裁量を持てます。責任も伴いますが、失敗を恐れずに挑戦し、失敗から得た学びを次に活かせる人が活躍しています。

崔:多くのアイデアを持ち、「あれもこれも挑戦したい」と思える方にとっては、とてもフィットする環境だと思います。

 

――ITエンジニアとして活躍するために必要なスキルやマインドは何でしょうか?

西方:テクニカルスキルがあることは大前提として、「意志」が大切です。「どうすべきか」「どうしたいか」を自分の言葉で論理的に説明できれば、議論を通じてより良い方向性を見いだせます。事業への貢献や費用対効果といった観点を持てる方も歓迎ですね。また、当社は急成長中の組織のため、仕事に必要な情報が常に揃っているとは限りません。そうした状況でも「どうすれば情報を得られるか」「どう進めるか」を自ら考え、行動できるマインドセットが求められます。

崔:私は「リスペクト」を挙げたいです。多様なバックグラウンドを持つ人が集まる当社でチームワークの土台となるのは、お互いへの尊敬です。自分と異なる知識や経験を持つ人を尊重し、学ぶ姿勢を持ちながら、自分の知識も惜しみなく共有できる方が活躍できると思います。


――最後に、転職を希望されている方々へメッセージをお願いします。

西方:転職の際には「どの選択が一番良いか」と迷うと思いますが、そのキャリアを最善にできるかどうかは、その後の自分の行動次第です。私自身もそう考えることで、キャリアが一層面白くなったと感じています。

崔:マネーフォワードには、専門職の道、マネジメントの道、横断的にキャリアを広げる道など、さまざまな選択肢があります。思いがけない領域に挑戦するチャンスもあり、私自身も人事関連の仕事に関わる機会を得て、想像以上にやりがいを感じています。自分のキャリアをデザインしながら、良い意味でのセレンディピティ(偶然の発見)に出会える会社です。ぜひ挑戦してみてください。


――インタビューを通じて、ユーザーだけでなく、社員やパートナーにも真摯に向き合っているのだと感じました。本日はどうもありがとうございました。


BRS 中野聡

聞き手 中野 聡(なかの・さとし)

パーソルキャリア Bilingual Recruitment Solutions (BRS) ディレクター。中央大学卒業後、事業会社で営業、情報システム部、総務部、社長室を経験。パーソルキャリアでは、IT/ネット/コンサル領域を中心に転職・採用支援を担当。現在はBRSの営業部門を管掌。

Hirohito Ezawa

聞き手 江澤 弘人(えざわ・ひろひと)

 

パーソルキャリアBRS事業部シニアマネージャー。大手製造業での営業、人材業界へ転職。製造業、ライフサイエンスチームのマネジメントを経験後、大手外資コンサルにて組織・人事コンサルタントを経験。現在は、ITオンライン領域に特化したチームを牽引し、シニアマネージャーとして活躍している。










NTTデータ グローバルソリューションズの皆さんとBRSのコンサルタント

右から株式会社マネーフォワードの崔様、西方様と、採用支援で関わるBRSの中野、江澤、白木川、木下、岩野。

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