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企業インタビュー

エドワーズライフサイエンス合同会社

「患者さん第一」を原動力に進化を続けるエドワーズライフサイエンス

2025-07-01


エドワーズライフサイエンス ロゴ

エドワーズライフサイエンス合同会社

 

米国カリフォルニア州に本社を構えるエドワーズライフサイエンスは、心臓弁膜症をはじめとする構造的心疾患の治療において、100か国以上の患者に革新的な治療技術を届けている世界的なリーダーだ。日本においては、1968年の法人設立以来、グローバルチームと連携しながら、医療現場で多くの患者さんに貢献をを続けている。


今回は、エドワーズライフサイエンスのヴァイスプレジデント兼人事本部長・北川氏に、今後の事業展望や、全世界の社員が共通して大切している行動指針「患者さん第一」とイノベーションの精神、そしてエドワーズで働く魅力について伺いました。

(記事内敬称略)



Profile

北川 健二 (きたがわ・けんじ) 氏

 

エドワーズライフサイエンス合同会社 ヴァイスプレジデント兼人事本部長。エーザイやサノフィなどのグローバル製薬企業で、経営企画および人事を経験。日本国内およびアジア太平洋地域の人事責任者を歴任し、2020年より現職。

北川氏

構造的心疾患に特化し、価値創造のさらなる高みへ

―― エドワーズライフサイエンス(以下、エドワーズ)は、構造的心疾患の領域において、リーディングカンパニーとして着実に成長を続けてこられました。2024年6月にはクリティカルケア事業の売却が発表され、構造的心疾患へのフォーカスが一層明確になった印象です。改めて、事業の現状と今後の方向性についてお聞かせください。

 

エドワーズは、TAVI(経カテーテル大動脈弁治療)、開胸手術による人工弁の置換・形成のための製品を扱うサージカル、クリティカルケアの3事業を軸に成長を続けてきました。その中で、クリティカルケア事業の売却は、大きな転機となる決断でした。事業の集中と効率化を図り、構造的心疾患に一層注力できる体制が整いました。

 

現在は、TAVI、サージカル、そして新たに立ち上がったTMTT(僧帽弁・三尖弁の経カテーテル治療)の3事業を中心に、グローバルおよび日本市場でビジネスを展開しています。各治療領域に特化した専門性を深め、より高い価値の提供を目指しています。

 

また、専門性を追求しつつ、事業間のシナジーを最大化するために、横のつながりを重視した体制を整えています。より多くの患者さんのニーズに応え、患者さんの期待に応える製品をできるだけ早く届けるために、事業部を超えたディスカッションが行われています。今後もグローバルとの連携を活かし、日本の医療現場に最適な治療ソリューションを届けていきたいです。

 


――そうした専門性の高さに加え、売上の約20%を研究開発に大胆に投資されている点も、貴社の大きな特徴です。その背景についてお聞かせください。

 

当社の創業者であるマイルズ・ローウェル・エドワーズは、1960年に、心臓外科医であるアルバート・スター博士との共同開発により、心臓のなかで重要な役割を果たす人工心臓弁の製品化に成功しました。

以来、エドワーズは「循環器疾患と戦う人々へ革新的な治療手段を提供することに全力を尽くす」というクレド(信条)のもと、患者さんの人生の質をもっと高めたいと考え続け、イノベーションを追求してきました。革新的な技術を生み出すために、研究開発への積極的な投資を続けており、売上の約2割近くを占めています。

当社には、独自のイノベーション戦略があり、構造的心疾患にフォーカスして、戦略的な意思決定を行ってきました。それは、患者さんの命を救い、生活の質を変える革新的な技術を届けるための戦略です。信念をもった一貫した意思決定は、明確な価値基準とプロセスと共に社員の理解や共感を得られていると感じています。

さらなる医療への貢献として、構造的心疾患への治療革新により患者さんへのケアを向上させ、心不全の患者さんのいまだ満たされていない大きなニーズに対応するために、新しい治療領域への拡大を図っており、会社としての長期的な成長をコミットしています。


北川氏

「患者さん第一」を原動力とした、人とのつながりを大切にするカルチャー

 


――そうしたフォーカスされた事業展開には、貴社が大切にする「患者さん第一」が色濃く反映されていると感じます。この点について、どのようにお考えでしょうか。

 

おっしゃるとおり、当社の社員に深く根付いていると感じています。日々の業務から経営上の大きな判断に至るまで、意思決定を行う際には常に「患者さんにとって何が最善か」を起点に考えており、この価値観を全員で共有していることは、組織としての大きな強みです。

 

医療従事者のバックグラウンドをもつ社員も多く、特に営業やクリニカルスペシャリスト(CS)は、製品の安全で適正な使用を促進するための説明など、臨床現場で医療に貢献しています。こうした現場との距離の近さは、ヘルスケア業界のなかでも際立った特長だと感じています。

 

エドワーズではグローバル全体で、患者さんの声を聞く機会を非常に大切にしています。例えば、エドワーズの製品を使っている患者さんをオフィスに招き、診断から治療に至るまでの体験談を社員が直接聞く会を開催したり、ドキュメンタリー形式でその道のりを描いた動画を制作して、全社員が参加するミーティングで共有したりしています。

私たちの業務の先にいる患者さんをより身近に感じ、さらなる貢献を再確認する機会となっています。こうした「患者さん第一」がしっかり根付いている環境に魅力を感じて入社を決めた社員も少なくありません。

 

――エドワーズのカルチャーを表すとしたら、どのような表現が浮かびますか。


会社としては「患者さん第一」や「イノベーション」といった価値観が根幹にありますが、私が日々感じているのは、人とのつながりを大切にするカルチャーです。会社と社員、会社とお客様、そして社員同士がドライな関係ではなく、成果や良いことがあれば喜び合える――そんな関係性が自然と根付いていると思います。

北川氏

チームと共に成長を目指せる方を歓迎



――エドワーズで可能なキャリアパスについて教えてください。

 

エドワーズでは、ほとんどのポジションで社内公募制度を設けており、国内での異動はもちろん、リージョナルやグローバルなポジションへの挑戦も可能です。海外勤務のポジションは一定の経験やスキルが求められますが、「グローバルで働きたい」という意欲は歓迎されており、会社としてもそうした挑戦をサポートしています。実際にシンガポールや米国本社で活躍している社員もいますね。

 

また、キャリアは必ずしも昇進だけが正解ではなく、業務の幅を広げることや後輩のメンター役を担うことなど、横の広がりも重要なキャリアの一部と捉えています。リーダー層も自らのポジションに固執せず、「次の世代を育てたら、自分も次のチャレンジへ」と考える人が多いため、健全な循環が生まれていると感じています。

 

――今後、入社を希望する方に求める資質は何でしょうか。

 

患者さんへの貢献の想いは大前提として、人と協働できる姿勢がある方に来ていただきたいですね。意見がぶつかることがあっても、それをむしろ建設的な意見交換の機会と捉え、対話を通じてより良い方向に導ける方は頼もしい存在です。

 

実際にエドワーズで活躍している社員の多くも、こうした「チームプレイヤー」としての資質を備えています。自分の成果だけでなく、チーム全体のパフォーマンスをどう高めていくかを考えられることが、重要だと思います。

 

――最後に北川様から候補者の方々に向けて、メッセージをお願いします。

 

エドワーズの社員は、「患者さんのより健やかな生活に貢献したい」という熱い想いをもって働いています。皆が同じハートをもって働いているため、その想いに共感できる方にとっては、とても働きがいのある環境です。

また、会社自体も成長を続けており、業務の幅が広がっているため、個人の成長機会も豊富にあります。成長マインドセットがある方には、ぜひその熱意をもって一緒に挑戦していただきたいと思います。

 

――ありがとうございました。


BRS 中野聡

聞き手 中野 聡(なかの・さとし)

パーソルキャリア Bilingual Recruitment Solutions (BRS) ディレクター。中央大学卒業後、事業会社で営業、情報システム部、総務部、社長室を経験。パーソルキャリアでは、IT/ネット/コンサル領域を中心に転職・採用支援を担当。現在はBRSの営業部門を管掌。

聞き手 椿 翔太郎(つばき・しょうたろう)

 

パーソルキャリアBRS事業部シニアマネージャー。大手製薬会社の営業職を経験した後、人材業界への関心から海外の大学院で人材マネジメントを専攻。現在は、ヘルスケア領域に特化したチームのシニアマネージャーとして活躍している。





NTTデータ グローバルソリューションズの皆さんとBRSのコンサルタント

左からエドワーズライフサイエンスの北川様、中村様と、採用支援で関わるBRSの中野、椿。

 

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